漢方コラム
2021年10月13日

便意があるのに、出ないんです。

こんにちは。エルム薬局の笹田です。
10月に入ってようやく過ごしやすくなってきましたが、季節の変わり目は体調変化を起こしやすいので要注意です。
早寝・早起きに心がけ、寒暖差や乾燥に注意しましょう。

さて今回のご相談です。

80代のご婦人で、以前からよく便秘になってお困りでした。

かかりつけの内科さんで便を柔らかくするお薬や新しいタイプの下剤から昔ながらの下剤まで色々お試しになっていますが、今回の便秘は頑固な様子。

お医者さんのお薬をもらわれてから2週間以上たちました。

トイレに行きたくなって、便器に座るのですが、・・・出ないのです。

食欲は普通で、水分も摂るように心がけていらっしゃいます。

目や耳の老化現象はあるようですが、足腰はしっかりされている方です。

以前大腸癌の手術をされていますので、便秘に関しては神経質になっているのかもしれません。

習慣性の便秘、特に女性の便秘薬としては「桃核承気湯(とうかくじょうきとう)」がお勧めです。今回この方には2日分だけお出ししました。良くならなければ、腸の器質的な異常も考えられるため、専門医療機関の受診をお願いしました。

2日後お電話したところ、「やっとすっきりしました。」と嬉しそうなお声を聞くことができました。

神経質な方、女性の方にお勧めの便秘薬です。

 

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それではまた次回の更新で…(^^)